Sunday, June 6, 2010

Paris - Musée du Louvre II



ルーブル美術館に所蔵されている物の中で
どうしても絶対に見ておきたい物があった。


そのうちの一つが




   
Photos by Yuki


その昔、現代文のセンター試験の過去問を解いていた時に
このニケの話が出て来たのを覚えている。
しかしながら、どんな内容の文章だったのかは全くもって記憶にない。


ニケ(Nike)はギリシャ神話に登場する勝利の女神。
スポーツメーカー、ナイキ社の名前の由来にもなっている。


まるで海から吹いてくる風の音が聞こえてきそうな、
そして、今にも羽ばたきそうな、躍動感のあるその姿は
見ているこちらに活力を与えてくれそうなほど生き生きとしている。



全長3メートルもある美しい彫刻に惚れ惚れとしてしまい、
思わず何枚も写真を撮ってしまった。






そして、もう一つ見たかった物が



(アントニオ・カノーヴァ 1793年)


Photo by Yuki

こちらは人間の娘プシュケに恋をしてしまったクピド(キューピッド)が
(詳しい物語の背景は中略する)
キスによってプシュケを永遠の眠りから目覚めさせる場面である。


クピドとプシュケの2人の姿が非常にドラマチックで美しいだけでなく、
彫刻の表面も実に滑らかで、艶かしさを一層に引き立てる。


素晴らしい彫刻であった。




さて、もしフランス、イタリアなどへ旅行を計画中であるならば、
行くまえに池上英洋恋する西洋美術史を読んでみるとよいかもしれない。
絵画に秘められた恋愛、性を時代背景と共に
分かり易く、面白く解説してあり、
ただの美術史の本や、絵画の解説本よりも堅苦しくなく楽しく読め
個人的にはとても好きな一冊である。
(挿絵があり、所蔵美術館も明記してある。)

実際に美術館で展示品を目にするときに、
いくつかでも背景を知っているものがあると
より楽しさや感動があるものだ。


ただし、恋愛を中心にまとめたものなので、
それ以外のテーマの絵画については載っていないので悪しからず。




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